秋田県産食材を使ったコース料理を提供する一夜限りのレストランが8月29日、「大曲の花火」の観覧会場内に開設される。
市内イラストレーターが手がけたウェブサイトのメインビジュアル
「大曲の花火 会場どまんなか 一夜限りのレストラン」と題した企画を手がけるのは、花火に特化した旅行会社「花火トラベル」を運営するヘバナ(大仙市)。同社は、花火をテーマにした旅行商品の企画や観光ガイド、民泊事業などを展開するほか、「花火ツーリズム」を通じた地域の魅力発信に取り組んでいる。
企画のきっかけは、社長の青柳友哉さんが、「大曲の花火」を訪れる人の多くが宿泊施設不足などの影響で、花火以外に秋田を楽しむ時間が少ないと感じたことだった。青柳さんは「各地の祭り会場でプレミアム観覧席が増える中で、観覧だけではなく、サービスも含めた特別な体験を提供したいと考えた」と話す。
料理は、秋田県産食材を使ったペアリングドリンク付きコースディナーを提供する。フードディレクター兼メインシェフは「高梨商店」(大仙市)の松本紘幸さん。当日はフレンチ、日本料理、アジア料理など、さまざまなジャンルのシェフらとチームを組み、会場内の特設キッチンで料理を仕上げる。
コースには、ジュンサイや県産野菜、旬の果物など秋田ならではの食材を取り入れ、メインには白神ラムを使う。料理に合わせた秋田の日本酒などのペアリングドリンクも用意する。青柳さんは「実際に生産者の元へ足を運び、食材を選びながらメニューを組み立てた。花火だけで終わるのではなく、食を通して秋田を記憶に残してもらえたら」と話す。
会場演出は、クリエーティブディレクターのわいないきょうこさんが担当。花やランプなどで卓上を彩り、一夜限りの特別な空間を演出する。
19時までコース料理を提供し、その後は夜花火を観覧しながらおつまみや飲み物を楽しめるバータイムを設ける。
青柳さんは「何度も大曲の花火を見ている人にも、一生に一度訪れる人にも、特別な時間になると思う。秋田の魅力を食でも感じてもらえたら」と話す。
開催時間は17時~21時30分。定員は30卓。料金は2人1卓=20万円、3人1卓=22万円、4人1卓=25万円(花火観覧チケット代込み)。予約はウェブサイトで受け付ける。観覧席チケット購入済みの場合は、チケットを定価で買い取る。予約受け付けは今月20日まで。