美郷町出身の写真家・加藤明見さんが撮影したツキノワグマの写真34点と映像を展示する特別展が現在、美郷町学友館(美郷町六郷)で開かれている。
同展は「森に生きるツキノワグマ ~一年の記録~」。加藤さんは30年以上にわたりツキノワグマをはじめとした野生動物を撮影してきた。冬眠明けから冬眠に入るまでの一年を通して、親子グマや採食の様子など、森で生きるありのままの姿を紹介する。
開催のきっかけは、近年、美郷町内でもツキノワグマの出没が相次いでいること。「クマの生態を知る機会にしてほしい」と、美郷町学友館が企画した。
初日の7月25日に行われたオープニングセレモニーには、加藤さんの同級生や知人らも駆け付け、約70人が来場。特別展は開始から5日間で約230人が訪れた。
会場では、写真や映像のほか、ツキノワグマの毛皮や加藤さんが実際に撮影で使っているカメラ機材を展示。床には動物たちの足跡を模したシールを貼るなど、来場者が楽しみながらクマや野生動物について学べる工夫も施している。
来場した大仙市太田地区在住の70代男性は「新聞で写真展を知って来た。以前、自分もクマに遭遇したことがあり、とても驚いた経験があるため、一度クマの生態について知りたいと思っていた」と話す。
美郷町学友館の大久保宙海さんは「展示を通して、クマがどのような生活をしているのかを知るきっかけになれば。クマの生態を理解することが、出没時の対策にも役立ててもらえたら」と話す。
開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は300円(高校生以下無料)。9月6日まで。