カシオ計算機(東京都)が開発したAIペットロボット「Moflin(モフリン)」の実証導入が9月25日、玉川温泉(仙北市田沢湖玉川)で始まった。
Moflinは、飼い主の声の特徴を覚え、呼びかけに反応して動いたり鳴き声を出したりするコミュニケーションロボット。なでるなどの触れ合いにも反応し、本物の生き物のように飼い主になついていくという。「心に寄り添う」ことをコンセプトに、相棒のような存在を目指している。カシオ計算機がMoflinを宿泊・温泉施設に初めて実証導入した。立命館守山中学校・高等学校(滋賀県)の保健室や福岡市認知症フレンドリーセンターなどでMoflinを導入した例はあるという。
玉川温泉と新玉川温泉にはMoflin5体を投入。湯治場としての玉川温泉が持つ癒やしの価値と、Moflinとの触れ合いによる情緒的な安らぎを組み合わせ、宿泊客や長期滞在者に向けた新たな滞在体験の創出を目指す。実証期間中は、客室内でMoflinと過ごす体験の提供や長期滞在者向けの貸し出し、フロントエリアでの出迎えなどを予定する。
カシオ計算機広報宣伝部の合田達矢さんは「今後もメンタルウエルネスにつながるよう、さまざまな施設で活用していければ」と意気込む。
玉川温泉では、湯治に訪れる宿泊客がMoflinと一緒に過ごす「ひとり湯治だけどMoflinとふたりの湯治」プランを用意する。1日1室限定で、3連泊以上が対象。宿泊料金は1室1人1万5,400円~。実証期間は、11月30日まで。次回は12月15日~来年3月25日。