民泊施設「YANAGIYA(ヤナギヤ)」が4月1日、大仙市花館柳町にオープンした。
有名作家の元別荘を一棟貸しする同施設。グループや家族での利用を想定する。延べ床面積は約132平方メートル。平屋建てで、10畳の和室3室を備える。最大宿泊人数は10人。駐車場は3台分を用意する。
室内には、シングルベッドや布団、3口IHキッチンや調理器具、洗濯乾燥機を備えるなど長期滞在に対応するほか、ヒノキ風呂やキッズ用備品など、幅広い利用ニーズに応える。
運営は、長野市で焼き鳥店を経営する村松輝典さん。コロナ禍で収入が減少したことをきっかけに不動産の賃貸業を始め、その後、民泊事業に参入したという。
施設の建物は、漫画「子連れ狼」の原作や初期の「ゴルゴ13」脚本に関わったことで知られる、漫画家・作家の小池一夫さんの別荘として使われていた物。豪華な造りと内装が特徴で、状態が良くそのまま活用できる箇所が多かったため、大規模な改修は行わなかったという。
「大曲の花火の日は宿泊施設が足りていないと聞いた。普段は角館観光の拠点としての利用を見込んでいる。秋田県内観光のハブとしての役割も想定している」と村松さん。施設からは花火が見える位置にあり、「大曲の花火大会の当日は歩いて会場まで行くこともできる」という。
村松さんは「ホテルも多いが、5人以上のグループであれば一棟貸しの良さを感じてもらえるのでは。地元の人が使う需要は未知数だが、帰省した際に少しぜいたくな宿として利用してもらえたら」と話す。「花火や角館の桜の時期など、インバウンド需要の受け皿にもなれば」とも。
宿泊料金は3人利用=2万9,000円~、4人目以降は1人につき5,000円追加となる。