花火製造を手がける小松煙火工業(大仙市内小友)が6月29日、ゲストハウスフォーシーズン(佐野町)で創業140周年記念祝賀会を開いた。取引先や同業者、行政関係者など200人以上が出席し、1年越しの節目を祝った。
同社は1885(明治18)年7月、初代・小松寅吉さんが煙火製造免許を取得して創業。第1回奥羽六県煙火共進会(現在の全国花火競技大会「大曲の花火」)から参加し、2013(平成25)年と2024年には内閣総理大臣賞を受賞するなど、全国を代表する花火業者の一つとして知られる。
会の冒頭では、歴代社長の写真や花火製作の様子、従業員の姿、打ち上げ映像などをまとめたスライドショーを上映し、140年の歩みを振り返った。
あいさつに立った5代目社長の小松忠信さんは「昨年5月に父が亡くなり、1年越しでの開催となった。今日は長年仕事に関わってくださった皆さまに、140年の歴史を振り返りながら思い出話に花を咲かせていただければうれしい」と呼びかけた。
2002(平成14)年から社長を務めている小松さん。「一歩進んで二歩後退を毎年繰り返しながら歩んできた。花火は一生懸命取り組み、うまくいった瞬間にまた新たな課題が生まれる仕事。だからこそ進化を続け、皆さんに楽しんでもらえる作品作りにまい進していかなければならない。やればやるほど大きな声援やたくさんの期待を頂ける、この仕事ほどやりがいのある仕事はない」と話し、「皆さまの信頼と期待に応えられるような花火作りを続け、これからも愛される花火文化をつくっていきたい」と決意を述べた。
老松博行大仙市長は「小松煙火工業は長い歴史の中で花火文化をけん引してきた。小松煙火工業が生み出す緻密で美しい色彩と、夜空を立体的に彩る創造性豊かな花火は、世代を超えて多くの人に深い感動と明日への希望を与えている。100回大会まであと2年となった『大曲の花火』と共に、次の100年に向けてさらに挑戦していってほしい」と話す。