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大仙・大曲の古書店「西の杜書房」3周年 郷土史や絶版本との出合い届ける

3周年を迎えた「西の杜書房」の店主・小原益巳さん

3周年を迎えた「西の杜書房」の店主・小原益巳さん

 古書店「西の杜(もり)書房」(大仙市大曲西根)が7月1日、オープン3周年を迎えた。

絵本や児童書も並ぶ店内

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 同店は2023年7月、自宅敷地内の倉庫を改装してオープン。店舗作りは全て店主・小原益巳さんがDIYで行い、現在は5000冊以上の本をそろえる。

 開業のきっかけについて小原さんは「以前勤めていた造園会社でけがをし、1年間仕事を休むことになった。もともと古物が好きで、休んでいる期間に伊達政宗の古文書を勉強する中で、古本屋を始めようと思った」と振り返る。

 店内には郷土史をはじめ、歴史書、絵本、小説、漫画など幅広いジャンルの本が並ぶ。小原さんは仙台や岩手で開かれる古書市場に足を運ぶほか、インターネットや買い取りを通じて本を仕入れている。買い取った本は、クリーニングや消毒を行い、傷んだ部分を削るなど手入れを施してから店頭に並べている。

 3年間で印象に残っている出来事については、「お客さまから『こんな本はないですか』と声を掛けてもらうたびに自分自身も勉強になり、3年間で取り扱う本の幅も広がってきた。『こんなに素晴らしい本がそろっている店はない』と涙を流して喜んでくれたお客さまがいたことも記憶に残っている」と振り返る。

 一般の書店では手に入りにくい絶版本や貴重な書籍の取り扱いにも力を入れており、「一期一会を大切にしている」と小原さん。「本離れが進んでいる時代だからこそ、紙の本の良さを次の世代につないでいきたい。大手書店にはない本との出合いを届けられる店であり続けたい」と意気込む。

 営業日は金曜~日曜・祝日。営業時間は10時~16時。

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