秋田大学の学生、大仙市の5つの酒蔵、大仙市が協力して生まれたオリジナル日本酒「宵の星々(よいのほしぼし)」の新酒報告会と販売会が3月2日、道の駅なかせん(大仙市長野高畑)で行われた。
新型コロナウイルスによって低迷した日本酒の売り上げ回復と、大仙市の日本酒の魅力を発信することを目的に、2020年から取り組むプロジェクト。プロジェクト名は「醸して大仙」。
刈穂、金紋秋田、秀よし、出羽鶴、千代緑の5銘柄が「宵の星々」という統一ラベルでセット販売する。ラベルには大曲の花火を模した、5つの酒蔵を表す5つの輪が描かれる。酒米作りから、醸造、販売、PR活動まで一貫して秋田大学教育文化学部地域文化学科益満ゼミの3年生が携わった。
ゼミ生の松井遥菜さんは「心を込めて造った日本酒をついに発表、販売できる。今後も宵の星々を世間に発信し大仙市の地域活性化に努めたい」と話す。
益満環准教授は「インスタグラムでの英語表記投稿をきっかけに海外からも興味を持ってもらうことができ、学生たちの発信力には驚いた」と話す。
日本酒を買いに来ていた秋田市在住の男性は「稲刈りから完成するまでの話をずっと聞いていた。飲むのが楽しみ」と笑顔で話す。
720ミリリットル瓶5本セットで、価格は9,900円。1000セット限定。