イタリア料理店「ristorante giueme(リストランテ ジュエーメ)」(大仙市戸蒔谷地添、TEL 0187-73-5053)が9月15日に10周年を迎えた。
リストランテ ジュエーメで提供する「太田のエディブルフラワーと自家製リコッタチーズのフリッタータ 稲藁で燻製した信州サーモンと花のサラダ添」
創業のきっかけについて、店主の佐々木章吾さんは「子どもの頃のようなにぎやかな大曲にするために、料理で地元を元気にしたいと思った」と話す。店名は佐々木さんの実家の屋号「重右衛門」がなまり、「じゅえーめ」と言われていることから名付けた。「食べログ百名店」に2度、「食べログアワード」のブロンズに4年連続で選ばれているほか、2023年にはフランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ2023」に掲載された。
約27坪の店内に、テーブル席20席を設ける。食事は、ランチコース(4,598円~)とディナーコース(9,075円~)を用意する。「おいしく、品質の良い、地元秋田の旬素材にこだわっている」と佐々木さん。食材だけでなく、料理を提供する皿にも川連漆器のため塗り皿や角館の桜皮細工のパン皿など秋田の伝統工芸品や秋田県内の陶芸作家の陶器皿を使う。
ドリンクメニューは、日本初のラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE(ロココトーキョーホワイト)」(330ミリリットル=1,760円)、イタリア産ビールの「モレッティ」(770円)やスプマンテ・シャルマ(880円)、グラスワイン(800円~)などを用意する。そのほか、ベルギー産ノンアルコールスパークリング「ヴァンドーム・クラシック」(770円)やノンアルコールワイン(825円)などノンアルコールドリンクも常時10種類以上そろえる。「秋田の日本酒やワインを食事に合わせたペアリングの提案もしている」とも。
ラグーボロネーゼのパスタソース(1,620円)やチーズとサラミの盛り合わせ(1,296円)、イタリア郷土料理の「リボッリータ」(864円)などテイクアウト商品も。
10周年を迎え、「今は地元の方だけでなく、県外からのお客さまも増えた」と佐々木さん。「地元の農家さんや店がどんどん成長していて、自分も負けてられないと感じる。いつか自分で作った野菜や卵を使って料理するようなレストランができたら」と話す。
営業時間は12時~15時、18時30分~22時。水曜・木曜定休。