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クレヨンしんちゃんで「聖地化」狙う 大曲駅に花火コラボの撮影スポット

観光フォトスポット前でしんちゃんと笑顔で触れ合うJR大曲駅長

観光フォトスポット前でしんちゃんと笑顔で触れ合うJR大曲駅長

 大曲駅西口で4月25日、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」と「大曲の花火」をテーマにした観光フォトスポットの完成セレモニーが開かれた。

「クレヨンしんちゃん」と「大曲の花火」をテーマにした観光フォトスポットを披露する老松博之大仙市長ら関係者

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 同スポットは、高さ約2メートル、幅約2.4メートルのイラストパネルと、秋田新幹線「こまち」を模したオブジェで構成。駅利用者が気軽に立ち寄れる撮影スポットとして整備した。父・ひろしの出身地である秋田、春日部市のある埼玉、母・みさえの出身地である熊本の3県と、原作漫画の出版元である双葉社が2022年に締結した「家族都市」協定の一環として整備された。

 セレモニーには、野原しんのすけも駆け付けた。「ほっぽ~い。秋田の皆さん、大曲の皆さん、どもども~。オラ、野原しんのすけ」と元気にあいさつし、会場を沸かせた。

 大曲の花火や大曲駅が登場する今夏公開予定の映画「映画クレヨンしんちゃん 奇々々!オラの妖怪バケ~ション」もPR。「今日は映画で着てた『妖怪プリケツ天狗』の服できちゃいました~。どう~?似合う~?」と呼びかけると、来場者から笑いと拍手が起きた。映画の内容にも触れ、「大曲のじいちゃんの家に遊びに行って、花火大会に行く予定だったんだけど、『おばけーしょん村』に行ったら、気が付いたら妖怪の国に迷い込んじゃったんだぞ」とも。

 除幕後は、子どもたちがフォトスポットで駅長のユニホームを着ながら写真撮影をするなどして楽しむ姿が見られた。

 フォトスポットのパネルは、大仙市内で自動車整備業を営む福田勝洋さんが制作し、双葉社などが手がけたイラストを使った。新幹線「こまち」を模したオブジェの制作費も福田さんが市に寄付した。福田さんはこれまでも、大曲駅前の花火玉モニュメントや花火のイルミネーションを提供してきた。

 セレモニーには老松博之大仙市長らが参加した。老松市長は「今回のフォトスポットは福田さんの提案から始まり、多くの協力によって完成した。映画で大曲の花火が登場することもあり、観光発信の広がりに期待している」と話す。大曲の花火が2年後に100回大会を迎えることにも触れ、「国際花火シンポジウムの開催や海外大会への再挑戦など、節目に向けた取り組みを進めている。今回のような連携が地域の盛り上がりにつながれば」とも。

 秋田県観光文化スポーツ部観光戦略課政策監の倉田裕史さんは「大曲駅前に新たなスポットが誕生したことは県としても喜ばしい。しんちゃんの『聖地』として多くの人が訪れ、国内外への発信につながることを期待している」と話す。

 子どもと会場を訪れた市内在住の女性は「たまたま近くを通りかかったらしんちゃんを見かけて思わず寄ってみた。とてもかわいかった」と話し、横手市から訪れたという技能実習生のフィリピン出身女性は「小さい時からしんちゃんが大好き。SNSで知って、今日は会いにきた」と笑顔を見せた。

 市では今後、フォトスポットを起点とした回遊促進により、駅周辺や市内のにぎわい創出につなげていく考え。

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