秋田県総合防災訓練が9月3日、大仙市8カ所で行われた。
災害発生時の対応力の向上を図ることや防災意識を高めることなどを目的に、秋田県と大仙市が主催する防災訓練。行政機関や学校、医療機関などが災害に見舞われたことを想定し、約550人が参加して市役所大曲庁舎や雄物川河川敷など8カ所で同時に行われた。
「大雨により雄物川の水位が上昇した後、震度6強の地震が発生した」という災害が重なった状況を想定し、大規模な訓練が行われた雄物川河川敷では、消防と警察、自衛隊が連携して、土砂に埋もれた車や家屋に取り残された市民の救助訓練に当たった。
県内が7月に大雨被害に見舞われたことを受け、大雨により孤立した市民をボートで救助する訓練も行われた。
訓練の見学に訪れていた親子は「とても緊張感のある訓練だった。子どもにも救急車やパトカーを見せられた。自宅では災害に備えていないので、これからについて考えさせられた」と話していた。