2010（平成22）年に発足した「おおたスポーツクラブ」が15周年を迎え、記念事業として全4回の健康教室を開催している。

足首の動きについて解説を受ける様子

　同クラブは大仙市太田地域を中心に、健康維持や運動習慣の定着を目的に、毎週健康教室や3B体操の指導を行っている。3B体操は、ボール、ベル、ベルターを使って、様々な音楽に合わせて行う体操のこと。参加者は60～70代の女性が多い。

　会長を務める太田出身で農家・鈴木弘之さんは「参加人数は減少しているが、地域の方に来てほしいという思いで記念事業を企画した。加齢とともに衰退するのではなく、去年と同じことが出来る体を目標に取り組んでほしい」と話す。

　1回目は2月19日、日本スポーツクラブ協会要介護予防マスターの小林恵津子さんを講師に迎えて、敬愛館（大仙市太田）で健康教室が開かれた。6人が参加し、足首の体操、足のストレッチやトレーニングを1時間30分行った。27日には同内容で2回目の健康教室があった。

　鈴木さんは「秋田は都会のように電車やバスを使うことが少ないので、意識しなければ歩行距離も短い。冬になればもっと動かなくなる。そこをどうにかしたい。春になって元気に動き出すためにも、この記念事業が動くきっかけになればいい」と期待を寄せる。

　今後は、3月5日に敬愛館で、3月12日に太田北部多目的研修センターで行う。開催時間はいずれも13時30分～15時。申し込みは電話（0187-86-9460）」で受け付ける。