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仙北・田沢湖で生保内節全国大会 県内外106人が自慢ののど披露

生保内節全国大会の授賞式(一般の部で最優秀賞を受賞した成田義道さん)

生保内節全国大会の授賞式(一般の部で最優秀賞を受賞した成田義道さん)

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 36回目となる生保内(おぼない)節全国大会が9月24日、仙北市民会館(仙北市田沢湖生保内)で開かれ、県内外から参加した106人が自慢ののどを披露した。

生保内節全国大会・一般の部で最優秀賞を受賞した秋田市在住の成田義道さん

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 秋田を代表する民謡「生保内節」。天正年間(1573年~1592年)ごろに生保内で生まれたとされ、ほかの地域の影響をほとんど受けない独自の民謡として親しまれる。昔ながらの節回しの「元唄」と、昭和初期に編曲され、全国的に民謡愛好家に歌われている「生保内節」があり、大会は、いずれかを選び日本一を競う。今年は、一般の部93人、年少の部13人が参加し、日頃から鍛えたのどと節回しを競った。

 一般の部は鹿角市在住の成田義道さん、年少の部は秋田市在住の山田千尋さんが最優秀賞を獲得。成田さんは「何度も挑戦し、やっと最優秀賞をもらえた。本当にうれしい」と喜びを語った。

 審査員を務めた秋田県民謡協会理事長の梅若梅祥さんは「節回しの複雑さと、息遣いの難しさがあるとされる唄。ただ大きな声で歌うだけではなく、唄の持つ艶やかさの表現が審査の要点」と大会を振り返る。

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