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3.11を忘れない 秋田・大仙で追悼のともしび

大仙市の市民グループを中心にSNSを通じて過去最多の「夢あかり灯籠」が集まり展示された

大仙市の市民グループを中心にSNSを通じて過去最多の「夢あかり灯籠」が集まり展示された

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 東日本大震災から14年となった3月11日、大曲駅前のヒカリオ広場で、震災の犠牲者を追悼するセレモニーが開かれた。

大曲駅前のヒカリオ広場に14時30分ごろから約60人が集まった

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 会場には60人ほどの近隣職員が集まり、地震発生時刻の14時46分に黙とうをささげるとともに、音のみの花火「大雷」が10発打ち上げられた。津軽三味線奏者の2代目・井上成美さんによる追悼演奏も行われた。

 同セレモニーは大仙市のコミュニティーFM局「FMはなび」を中心とした実行委員会が主催し、今年で6回目の開催。市民グループが被災地・岩手県宮古市での支援活動の中で、「夢あかり灯籠」の制作を教わり、追悼の気持ちを込めて展示しようと始めた。今年はSNSでの呼びかけにより、過去最多の450個が広場の階段に並べられた。

 大仙市は震災の大きな被害はなかったが、全国で2番目に多い人数の市職員を被災地に派遣した。セレモニーであいさつに立った今野功成副市長は「時がたってもこの思いは語り継がなければならない。今後も続けていきたい」と話した。

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