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大仙市に産前産後ケアハウス「ぽこあぽこ」 助産師が母親の相談に乗る

「ぽこあぽこ」代表で助産師の後藤和枝さん(写真左)と、助産師の竹内恵理子さん

「ぽこあぽこ」代表で助産師の後藤和枝さん(写真左)と、助産師の竹内恵理子さん

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 「産前産後ケアハウスpoco a poco(ぽこあぽこ)」(大仙市幸町、TEL 080-7791-0372)が5月7日、オープンした。

くしま産婦人科医院内に開業した産前産後ケアハウス「ぽこあぽこ」外観

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 くしま産婦人科医院(同)内に拠点を構え、通所型と訪問型の産後ケア、産前ケアの出産直前オリエンテーションを行う。院内に、助産師が乳児を預かる「pocoの見守り」1部屋と、ベッド、バスルーム、トイレを備え母親が自由に過ごせる部屋を3部屋設けた。

 施設をオープンしたのは、代表で助産師歴28年の後藤和江さんと助産師歴13年の竹内恵理子さんで、2人は同院で勤務してきた。後藤さんは「妊娠中と産後に問題を抱える人が多い。そんなお母さんに寄り添い、お母さん自身の心と体を癒やして、新しいライフステージへ進んでほしいと思った」と話す。

 産後ケアでは、助産師が乳児を預っている間に母親がゆっくり休んだり、食事を取ったり、授乳の練習をしたりできるようにするほか、子育ての悩み相談にも応じる。利用対象は生後6カ月未満の乳児と母親。利用時間は、通所型は4~6時間(1日2組まで)、訪問型は2時間程度(1日2組まで)。出産直前オリエンテーションでは、育児用品の実物も交えて共同育児について指導を行う。夫婦または妊婦1人で参加も可能。

 竹内さんは「お母さんたちには、ゆっくり休んだり温かいご飯を食べたりしてリフレッシュしてほしい。将来的には、産後ケアがあるからもう一人出産してみたいと思ってもらえるようになれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は9時~18時。木曜・日曜・祝日定休。産後ケアの料金の問い合わせは電話、メールで受け付ける。出産直前オリエンテーションの料金は1人550円。

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