美郷オリジナル絵本「ミサトとセッカのだいぼうけん」が3月21日、発売された。
合併20年目を迎えた美郷町が、地域の一体感と町民の共通認識の醸成を目的として、2021年に美郷オリジナル絵本ストーリー編成委員会を組織し、ストーリーの原案作りを進めてきた。ストーリーは、清水川(しずかわ)にすむ妖精のミサトとセッカが、拾った地図に付けられた印の謎を解くため、町内のラベンダー畑やブナの大木、清水群を訪れ、歴史や文化を学ぶというもの。絵は同町の美郷大使でもある絵本作家の永田萠さんが担当した。
20日には名水市場湧太郎(美郷町六郷馬町)で出版記念会が開かれ、永田さんが絵本の読み聞かせと解説を行った。永田さんは「子どもたちのために絵を描くことは、成長に寄り添うことだと思う。そうした思いを込めて絵を描いた。一人でも多くの方に読んでもらえれば」と話す。
定価は1,650円。美郷町公民館、美郷町役場、道の駅美郷などで取り扱う。