仙北市ふれあい公園の多目的人工芝グラウンド「ふれあいスポーツランドソラーレ」（大仙市堀見内下田）の開設を記念したイベントが7月23日、同施設で開かれた。

開設グラウンドで行われたスポーツフェスティバル

　7月1日に開設したばかりの同施設を会場に、大仙市スポーツ復興課が企画した。

　2023年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で優勝を果たした日本代表チームで監督を務めた栗山英樹さんを招いた講演会を開き、軽快なトークで市民の笑いを誘いながら、WBC期間中に選手と取ったコミュニケーションなどのエピソードを披露。栗山さんは「自分ができないことや一つ上のステージで勝負することで、自分の力を引き出すことは、若い皆さんの能力をアップするために必要」と持論を展開。来場した地元の野球少年らにエールを送った。

　ラグビーチーム「秋田ノーザンブレッツ」のスクールコーチやボルダリングジムクライマーズスタジオサンボー（高関上郷高屋敷）、群馬大学の准教授でトレーニング学が専門の小山啓太さんらが講師を務め、6種目の体験会を快晴のグラウンドで開き、多くの市民がスポーツに親しんだ。

　会場を訪れた老松博行大仙市長は「県内外から予想を上回る利用申し込みがある。スポーツによる健康増進や地方創生に役立つ施設として、多くの皆さまに活用してもらい、市内の観光施設や文化施設などにも足を運ぶきっかけにできれば」と話す。