仙北市に拠点を置く劇団「わらび座」の「秋田定着70年記念公演」が1月20日、中仙市民会館ドンパル(大仙市北長野袴田、TEL 0187-56-7200)で行われる。
1951(昭和26)年に東京で創立し、1953(昭和28)年から秋田県内を拠点に活動する劇団。地元の歴史上の人物や伝統芸能を題材にするオリジナルミュージカルなどを演目に公演する。40年ほど前から、「わらび座修学旅行」と銘打ち県内外の中高生に農業体験の場を提供したり、ソーラン節を指導したりする。コロナ禍による経営危機を乗り越え、現在、劇団員35人が今年は4月から313回におよぶ舞台をこなした。
70年を記念して開く公演は3部構成。1部は演奏や歌に合わせて大曲高校書道部のパフォーマンスを披露、2部は「恵比寿(えびす)様がその土地の人々と出会う」ストーリーに仕立てて「恵比寿舞」「虎舞」「ハイヤ節」「秋田酒屋唄」「大漁節」などの演目を披露する。3部は地域住民と劇団員が一緒に舞台に立つ「わらび座ソーラン70人踊り」の時間を設ける。
同劇団の創造スタッフの鈴木潤子さんは「秋田の皆さんに足を運んでもらい、地元に支えられた70年。感謝の気持ちを表せる舞台になるよう準備を進めている」と話す。「わらび座ソーランは会場全体で盛り上げたい。記念の日を一緒に楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
14時30分開演。入場料は3,000円(18歳以下は1,500円)。わらび座ソーランの参加には、申し込みフォームまたは電話で申し込みが必要。1月10日締め切り。