学ぶ・知る

大仙出身の写真家が花火と町並みの写真集~「OMAGARI おおまがりの夜空」~

「OMAGARI おおまがりの夜空」の表紙

「OMAGARI おおまがりの夜空」の表紙

  • 0

  •  

 大仙市出身の写真家・前田和喜さんが、地元で打ち上がる花火をテーマにした写真集「OMAGARI おおまがりの夜空」の販売を2月18日に始めた。

グランポールの店頭に並ぶ写真集「OMAGARI おおまがりの夜空」

[広告]

 日本三大花火の一つ「全国花火競技大会(大曲の花火)」をはじめ、大仙市内のさまざまな場所で打ち上げられる花火の姿を、夜空と風景と共に収めた。「満点の花火」「平野に咲く」「花火のまち」という3部で構成し、夜空いっぱいに広がる花火の迫力や、田園地帯に咲くように打ち上がる花火の美しさ、大曲の町の明かりと共に輝く花火の姿が表現されている。

 前田さんはもともと趣味で花火や風景写真を撮影していたが、大仙市役所を退職後、2015年に前田デザイン事務所を立ち上げ、写真家として本格的に活動を開始。現在は大仙市を拠点に長岡(新潟)や土浦(茨城)など、全国の花火大会でも撮影を行っている。

 同書に収められた写真の撮影期間は2009(平成21年)年から2024年の15年間に及ぶ。制作のきっかけについて、「事務所を立ち上げてから10周年の節目に、自身の活動を振り返る意味でも写真集にまとめたいと考えた」と話す。

 思い入れのある写真については、「コロナ禍の時に上がったシークレット花火を山の上から撮影した一枚は、なかなか撮れない構図で面白いと思う。桜の木に重なった花火が、まるで花を咲かせているように見える写真も気に入っている」と前田さん。

 「花火だけでなく、大曲という町に着目した。大曲の町並みや夜景を含めて、楽しんでもらいたい。花火がこれほど身近な存在の町は多くはないと思う。これから大仙市を訪れる方に手にとってもらえたらうれしい」と思いを語る。

 A5判、60ページ、フルカラー。価格は2,200円。大仙市観光情報センターグランポールと前田デザイン事務所オンラインショップで販売する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース