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秋田・大仙で「太田の火まつり」 過去最多の4500人集まる

「太田の火まつり」の「天筆焼き」の炎が会場を照らす

「太田の火まつり」の「天筆焼き」の炎が会場を照らす

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 第43回「太田の火まつり」が2月1日、大仙市秋田太田奥羽グラウンドゴルフ場で開催され、過去最多となる4500人の観客が集まった。

男鹿和雄さんによる紙風船は2メートルと4メートルの2個が制作された

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 同イベントは大仙市太田地域の小正月行事で、各集落にある伝承行事を絶やさないために、地域が一つにまとまって開催することで始まった。会場を変えながらも継続し、43年目を迎えた。

 今年は大仙市誕生20周年を記念して、太田地域出身のスタジオジブリの美術監督・男鹿和雄さんの絵を使った紙風船が展示され、多くの観光客の注目を集めた。

 17時の開会宣言の後、子どもたちに菓子を配る「福分け」、雪の上に苗を植える儀式「雪中田植え」と続き、19時ごろから始まった「紙風船上げ」では、大仙市内外12団体が制作した紙風船約30個が夜空に舞い上がった。その後、正月飾りなどを燃やす「天筆焼き」の炎が会場を照らし、夜空に上がった冬花火でイベントは締めくくられた。

 会場を訪れた大曲在住の30代男性は「家族を連れて初めて来た。冬の花火がきれいなのに驚いた。これから毎年子どもを連れてこようと思う」と話した。

 実行副委員長の高橋広之さんは「晴天に恵まれ、過去一番の集客だった。初めて来られたお客さまもたくさんいて、特に外国人の方々が多かったことに驚いた」と振り返る。

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