全国花火競技大会「大曲の花火」の内閣総理大臣賞を受賞した業者の紹介展が、現在、花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」(大仙市大曲大町、TEL 0187-73-7931)で開かれている。
「大曲の花火」で内閣総理大臣賞を受賞した歴代10業者を紹介するポスター
同大会と茨城県で開かれる「土浦全国花火競技大会」のみで設けられる内閣総理大臣賞。1992(平成4)年、海外の花火業者を招いて大仙市で開催された「国際花火デザインフェアイン大曲」で贈られたことをきっかけに、2000(平成12)年の74回から毎年、「大曲の花火」の最高賞として贈られる。同展は、2022年の94回大会までの21回で受賞した花火業者をポスターや花火師が着るはんてんなどで紹介する。
展示するのは次の10社。北日本花火興業、小松煙火工業(以上、大仙市)、山崎煙火製造所(※「崎」の正式表記はたつさき)、野村花火工業(以上、茨城県)、菊屋小幡花火店(群馬県)、紅屋青木煙火店(長野県)、マルゴー、山内煙火店(以上、山梨県)、磯谷煙火店(愛知県)、イケブン(静岡県)。
同館で企画展を担当する三浦成美さんは「花火に詳しくない皆さんでも楽しめる内容として企画した。花火大会前に足を運んでもらって、今年の優勝業者を予想するのも面白いのでは」と話す。
営業時間は9時~17時。月曜定休。入館無料。10月9日まで。