「夏まつり大曲2023」が8月20日、中通交差点を中心に開かれ、多くの市民でにぎわいを見せた。
まつり大曲推進協議会が、車両通行止めにした大曲中心部の中通交差点に特設ステージを設け、花火通り商店街の3施設などを会場に開くイベントで、今年で49回目。周辺の通りに飲食屋台などが並び、交差点に設けられた高さ3メートルのやぐらを中心に、浴衣姿の盆踊り保存会メンバーらと子どもたちが輪を作り、踊りを披露した。
樽(たる)で作るみこしを担ぐ姿を競う「子ども樽みこしコンテスト」は、11町内が参加し、子どもたちの元気な掛け声が会場に響き渡った。
近隣の丸子川沿いでは「丸子川ナイトマーケット」を同時開催。個性豊かな飲食店や雑貨店の出店や、音楽ライブなどで、来場者を楽しませた。
同実行委員長で55歳の黒澤輝さんは「私が参加したのは40年も前のことだが、友達と踊った盆踊りや、暑い中で担いだ樽みこしの記憶が昨日のことのようによみがえる」と話す。「外に出て地域の皆さんと一緒に何かに取り組む場を、子どもたちの未来のために残していければ」とも。