大豆製品の加工食品会社「ヤマダフーズ」(美郷町野荒町、TEL 0182-37-2246)が9月1日、新商品「発酵美人のほの甘麹(こうじ)たれ納豆」を発売する。
主力購買層が中高年の納豆市場で、新たな市場の開拓を目指し、20~30代の女性をターゲットに企画した新商品。腸に良いとされる食品を食生活に積極的に取り込む「腸活」への関心の高まりに着目した同社が全国1636人の女性を対象に行った調査では、「腸活のために発酵食品を食べる」人が81パーセントに及ぶと分かったことなどから、納豆菌・麹菌・乳酸菌を含む商品を開発した。
極小粒納豆を使い、別添のたれに米由来の「植物性乳酸菌」と老舗メーカー伊勢惣(東京都板橋区)の「みやここうじ」の米麹ペーストを使う。ほのかな甘みがある女性好みの優しい味わいと、3つの菌を同時に取ることができる腸活を両立させたという。
若い女性への訴求力を高めるため一から見直したというパッケージは、ミュージックビデオや広告などで注目を集める秋田県湯沢市出身のイラストレーター・凪(なぎ)さんが描き下ろした「なりたい自分をイメージできるような女性」のイラストを採用した。
商品開発課の松浦友樹さんは「健康的な生活を送りたいお客さまはもちろん、あまり発酵食品を食べないお客さまにもパッケージをきっかけに手に取ってもらえれば」と期待を寄せる。
40グラム入り3パック。オープン価格(実勢価格は120円~140円前後)。秋田県内外のスーパーなどで販売する。
秋田県内の温泉宿泊券や凪さんのオリジナルイラストグッズが賞品の懸賞を展開する。12月15日まで。