大仙市のカレー専門店「スパイスカリーハウスDIYO(ディオ)」(大仙市福田町)が11月16日、開店10周年を迎える。
インド・ネパールのインテリアで飾られた「スパイスカリーハウスDIYO(ディオ)」の店内
店主のデュタル・パルミラさんは2009(平成21)年、中古車販売業を営む夫と共にネパールから大仙市に移住。娘が通っていた地元小学校の友人を集めた誕生会で振る舞った故郷のネパール料理が評判となり、「この辺にはカレー専門店がないから店をやってみたら」と周囲から勧められ、夫婦でオープンを決意したという。
一軒家を改装した店舗には座敷席もあり、22人まで収容可能。ランチタイムは常連客でにぎわう。「ランチメニューダブルカリーセット(1,600円)、「チキンビリヤニ(1,200円)などのメニューに加え、ネパール伝統のスパイスを使った「ママカレーセット」(1,800円)も昨年から提供している。
3人の子どもを育てながら店を経営するパルミラさん。オープン直後に三女が生まれ、異国での子育てに苦労もあったというが、「近所の人たちのサポートや市の育児サービスに助けられた。地域の人たちが、まるで家族のように接してくれてうれしい」と話す。「今後もまだ知られていないネパールの味を日本の皆さんに紹介したい」と意欲を見せる。
営業時間はランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。10周年当日は全メニューを15%引きで提供する(デリバリーは対象外)。