大仙市大曲のソウルフードとされる「オープンカツ」の味や見た目、価格、満足度を競う「大仙市オープンカツグランプリ」が5月18日、大曲ヒカリオ広場(大仙市大曲)で初めて開催された。
グランプリ(ゴールド)を受賞した「横丁盛場キンギョ」のオープンカツ
オープンカツは、1970年ごろまで大曲駅前商店街にあった喫茶店「パーク」で提供されていた、チキンライスの上にカレーと豚カツがのった名物メニュー。以来、大仙市内では同店以外の数店舗で同様のメニューが提供されている。
大曲商工会議所青年部が企画した同グランプリ。出場したのは、「弁天」「大曲エンパイアホテル」「和台所花」「障がい福祉サービス事業所ほっぺ」「横丁盛場キンギョ」「じぱんぐ亭」の市内6事業者。老松博行大仙市長のほか、幅広い年代の審査員13人が見た目や味、価格、満足度を総合的に点数評価した。1位のゴールド賞(グランプリ)は居酒屋「横丁盛場キンギョ」、2位のシルバー賞は弁当店「じぱんぐ亭」、3位のブロンズ賞はすし店「弁天」が受賞した。
初代グランプリに輝いた「横丁盛場キンギョ」のオープンカツは、和風だしで炊いたチキンライスの上に、カツ丼風の豚カツと卵のほか、和風カレーをのせた一品。店主の岸さんは「グランプリのためにメニューを開発したが、店でも提供する予定なので食べてほしい。地元のグルメに根付くように、末永く頑張りたい。当時流行していたオープンカツを、大曲に住む若い人たちにも知ってもらえたら」と話す。