食べる

大曲に「ユナイテッドグリル」 キッチンカー事故を乗り越え初の実店舗

(右から)店主の佐々木開進さん、店長の冨手千裕さん、佐々木さんの妻

(右から)店主の佐々木開進さん、店長の冨手千裕さん、佐々木さんの妻

  • 0

  •  

 タコスを中心としたグリル料理を提供する「UNITED GRILL(ユナイテッドグリル)」が1月7日、大曲にオープンした。

「カルニタス(豚肉のオイル煮 ピコデガヨ)」(600円)

[広告]

 店主はキッチンカー「UNITED KEBAB(ユナイテッドケバブ)」で営業を行っていた太田町出身の佐々木開進さん。仙台でアメリカ車の輸入販売会社に勤めていた際、出張先のアメリカで食べたタコスやグリル料理に感動し、「いつか自分の店を持ちたい」と思うようになったという。

 出店場所の物件は、もともとキッチンカーの仕込み場所として2025年4月から借りていた。別のキッチンカーを営業していた冨手千裕さんが店長として加わったことをきっかけに、店舗開業に向けた計画が本格的に動き出した。9月から工事を始め、約4カ月をかけて開店にこぎ着けた。

 席数は、カウンター=4席、テーブル=3卓12席。奥には小上がりのスペースも設け、絵を描いて過ごせる場所を用意するなど、子ども連れでも利用しやすい工夫を施している。内装はオレンジをテーマカラーに、テーブルやカトラリーは米国のメーカーで統一した。

 タコスは牛肉のステーキを使った「カルネアサーダ」(700円)、豚肉のオイル煮「カルニタス」(600円)、タラのグリルを使った「フィッシュタコス」(600円)など全6種類を用意。サルサソースは4種類あり、組み合わせを楽しめる。ゆでたジャガイモをつぶして焼き上げる「スマッシュポテト」(300円~500円)も人気メニューだという。

 唐辛子はメキシコから直輸入したワヒーヨペッパーやアルボルペッパーなど5種類を使う。「見た目や名前から辛そうに思われがちだが、こくや香りが出て、意外と辛くない」と佐々木さん。トルティーヤには青いトウモロコシ「ブルーコーン」を使い、粉から手作りしている。現地では高級レストランで提供されることが多いという。

 ドリンクは、唐辛子を入れた「チリビール」や、朝摘みのパクチーを使った「パクチービール」(以上700円)など、個性的なメニューもそろえる。パクチーは大仙市中仙地区で水耕栽培されたものを使っている。

 一方、主力だったキッチンカーは交通事故の影響で年始から休業中。「稼ぎ頭を失ったのは正直大きかった」と振り返る佐々木さん。それでも県内各地から励ましの声や来店があり、「仁賀保や北秋田、能代など全県から足を運んでもらえた」と感謝を口にする。再開は2月中旬ごろを見込んでおり、それまでの間、キッチンカーで提供していたケバブを店舗で期間限定販売している。

 佐々木さんは「とにかく安全でおいしいものを出し続けたい。なじみのない料理だからこそ、一度食べてほしい」と話す。10年ほど前には大曲・桂公園近くでタコスやステーキを提供する店を営んでいた経験もあり、「当時の学生が今も来てくれることがある。今回の店も、誰かの記憶に残る場所になればうれしい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~20時。全品テイクアウトに対応する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース