栗林酒造店(美郷町六郷米町、TEL 0187-84-2108)の創業150周年を記念した「春霞 150周年記念酒」の出荷が11月20日、始まった。
記念酒は、仕込み水のかわりに2018(平成30)年醸造の純米大吟醸を使用した貴醸酒で、2年以上の熟成期間を経て完成した。内容量は720ミリリットル、販売価格は9,350円。
記念酒には、創作活動や地域住民の交流を目的とした施設「北のくらし研究所」(六郷上町、TEL 0187-73-8185)が作成したリーフレットを同梱する。栗林酒造店の栗林直章社長、春霞を取り扱う酒店や愛飲家などのインタビューを交えながら150年の歩みをたどるほか、美郷町の文化的背景にも触れる。2社は、これまで町内で行った酒米の田植えイベントなどを通して、交流を深めてきたという。
北のくらし研究所のクリエーティブディレクター・わいないきょうこさんは「今までの春霞と、これからの春霞を知ることができる。男性だけではなく、女性が支えてきた春霞のストーリーも載っている」と話す。広報の宮尾弘子さんは「春霞のスタンダードブックとして多くの方に楽しんでもらえれば。コアなファンも楽しめる内容になっている」とも。
「春霞 150周年記念酒」は春霞特約店で取り扱う。