地域経済の循環を促すマーケットイベント「バイローカル大曲」が6月8日、大曲駅前特設会場で開かれ、約1000人が来場した。
「バイローカル(BUY LOCAL)」は、自分たちの地域で生まれた商品やサービスを意識的に利用し、地域経済を育もうという取り組み。大曲では2025年に有志が集まり「バイローカルパートナーズ大曲」を立ち上げ、2025年5月に初開催した。今回が3回目。
会場には飲食店や物販店など21店舗が出店。当日は最高気温27度の快晴で、会場には子ども連れの家族や犬を連れた夫婦、学生グループ、地域住民らが訪れた。県外からの来場もあり、幅広い世代が思い思いに食事や買い物をしながら、店主との交流を楽しんでいた。
同イベントでは、のぼり旗や過度な宣伝を目的としたメニュー表示を設置しないほか、会話を妨げるようなBGMも流さないという独自ルールを設ける。出店できるのは大曲駅から徒歩15分圏内に店舗を構える事業者に限定しており、メンバーの推薦と全員の賛同を得て出店が決まる。
会場を訪れていた、大阪・阿倍野を拠点に日本でバイローカル運動を広げてきた加藤寛之さんは「消費行動を変えるだけで町は変わる。地域の商いを知り、その土地ならではの暮らしを楽しむ『マイローカルライフ』を大切にしていきたい」と話す。
今回が2回目の来場という大曲在住の夫婦は「去年も来たが、BGMが流れていないのもこのイベントらしくて面白い。これから参加する店がもっと増えたらうれしい」と話していた。
バイローカルパートナーズ大曲委員長の久保田健一郎さんは「イベントそのものが目的ではなく、実際の店舗へ足を運んでもらうためのきっかけづくり。地元で暮らしながら地元の商店を楽しみ、応援していく文化を広げていきたい」と話す。「出店者同士や来場者との新しいつながりも生まれている。今後も継続して開催し、地域の店と人をつなぐ場にしていければ」とも。