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ジャンボのり巻に130人がおなかいっぱい 大仙市藤木小学校が150周年記念行事

藤木小学校の全校児童61人が2列になって、長さ13メートルのジャンボのり巻きを巻いた

藤木小学校の全校児童61人が2列になって、長さ13メートルのジャンボのり巻きを巻いた

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 創立150周年を迎えた大仙市立藤木小学校(大仙市藤木字街道下)で記念式典が開かれ、「ジャンボのり巻きパーティー」が行われた。長さ13メートルのジャンボのり巻き2本が、児童らの手によって完成した。

長さ13メートルのジャンボのり巻き2本は切り分けられ、130人のおなかを満たした

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 この取り組みはJA秋田おばこアグリスクールの一環で、藤木小学校の児童は校舎近くの田んぼで田植えから精米、袋詰めまでを体験し、収穫したコメを使ってのり巻きを作るまでを1年間の学習として行ってきた。のり巻き作りを保護者や地域の人々と一緒に行うことで、学習の締めくくりとなる。

 会場では全校児童61人のほか、保護者、JA女性部のメンバーら合わせて130人が参加。完成したジャンボのり巻きと豚汁で食卓を囲み、児童の手で作られた米の味を楽しんだ。

 式典では、プロ楽団による記念演奏会も行われ、校歌の特別演奏には約250人が集まった。会場には、自身も卒業生の保護者が校歌を口ずさみながら目を潤ませる様子も見られたという。

 櫻庭泰則校長は「130周年の時に児童だった保護者が、今は自分の子どもと一緒に式典に参加している。地域と学校の歴史が脈々と受け継がれていることを感じた」と話した。

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